平成のスーパー戦隊ソング名曲アーカイブス
80年代と比べると音楽性も変わり、いろんな方向にチャレンジしている感じを受ける1990年代スーパー戦隊主題歌。その低迷期ともいえる1990年代でも、主題歌はスーパー戦隊シリーズの名曲として、人気ソングランキング上位に君臨するすばらしい特撮ソングも中にはあるので要チェックです。
OP:五星戦隊ダイレンジャー
ED:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー
歌:NEW JACK拓郎
作詞:八手三郎、作曲:大野克夫、編曲:山本健司
放映:1993年2月19日 - 1994年2月11日
初めて歌い出しを聞いたときは、うわぁビミョーってな感じを受けたけど、太陽にほえろや名探偵コナン同様、耳に残るブラスメロディで、聞くたびに癖になってしまう中毒性のある大野克夫作曲の主題歌です。
このヒーローの見どころは、なんといっても中国拳法のようなカンフーアクションや殺陣で、今までのヒーローと違った華やかかつダイナミックで切れる感じがすっごくかっこよかった。メタルチャームもスーツデザインも全てにおいてかっこよかった戦隊と言えます。
でも最終回のあの演出の手抜き感はなかったなぁ。せめて力を受け継いだものが息子という設定で、かつもうすこしまともな演技とメイクだったなら、語りつがれる演出だったとは思うだけに、残念で仕方がない。
【歌いだし】
転身だあ!オウオウオウオウッ 気力だあ!オウオウオウオウッ 剣よ舞え 拳よ唸れ
歌:山本健司
作詞:売野雅勇 作曲:小杉保夫
放送:1990年3月2日 - 1991年2月8日
歌:影山ヒロノブ
作詞:荒木とよひさ 作曲・編曲:つのごうじ
放送:1991年2月15日 - 1992年2月14日
1990年代のスーパー戦隊のエンディングテーマの名曲といえば「こころはタマゴ」と言われるほど名曲
歌:佐藤健太
作詞・作曲:つのごうじ 編曲:山本健司
放送:1992年2月21日 - 1993年2月12日
壮大なスケールで始まるオープニング。でも歌い出した途端、気持ちもクールダウン。
歌:トゥー・チー・チェン
作詞:冬杜花代子 作曲:都志見隆 編曲:山本健司
放送:1994年2月18日 - 1995年2月24日
やっと来た!僕らがヒーロー忍者もの。日本人なら誰しも忍者というワードだけでワクワクしちゃう、そんな戦隊だ。トゥー・チー・チェンの正体は作曲の都志見隆。
歌:高山成孝
作詞:森雪之丞 作曲・編曲:小路隆
放送:1996年3月1日 - 1997年2月7日
歌:風雅なおと
作詞:八手三郎 作曲・編曲:奥慶一
放送:1997年2月14日 - 1998年2月15日
OP:超力戦隊オーレンジャー
ED:緊急発進!! オーレンジャー
歌:速水けんたろう
作詞:八手三郎、作曲:小杉保夫
編曲:米光亮(OP)、まきのさぶろう(ED)
放映:1995年3月3日 - 1996年2月23日
のち1999年に国民的大ヒットとなった「だんご3兄弟」の歌うお兄さん速水けんたろう。ただヒーローソングの歌手としては、熱さが全くもって足りていない
OP:星獣戦隊ギンガマン
歌:希砂未竜
作詞:藤林聖子、作曲:佐橋俊彦
ED:はだしの心で
歌:EVE
作曲:出口雅生、編曲:亀山耕一郎
放映:1998年2月22日 - 99年2月14日
歌は希砂未竜という人で、誰もが=子門真人氏と噂する人物によるもの。ただ正式発表がないことから、この件については今も謎のままです。
作詞をした藤林聖子さんは、このギンガマンで特撮主題歌のデビューをはたし、2000年代に入ると才能を如何なく発揮、数々のすばらしい戦隊主題歌を生み出す作詞家になりました。(特撮デビューはカーレンジャー挿入歌)
ただこのギンガマン、それだけじゃないんですよ。彼を彷彿させる歌声もさることながら、スーツデザインがジャイアンのセーターにそっくりなことやOPのギンガピンクの走り方がすごく変なこと、久々に戦隊がレンジャーではなくマンなこと、そしてメロディラインがどこか懐かしい感じとなんともいろんなところで話題のつきない戦隊主題歌となっているのです。
そして何といっても主題歌の一番の聴きどころは、2コーラス後の間奏の壮大さ。またその勇ましい感じのメロディにあわせ、希砂未竜の徐々に上がってくるテンション。やはり血が騒ぐのだろうか?
【歌いだし】
走れ 地球せましと 駆け巡れ ギンガマン
走れ 荒野ゆさぶる 風になれ ギンガマン
90'sスーパー戦隊ヒーローソングBEST3 |
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1位:星獣戦隊ギンガマン |
2位:五星戦隊ダイレンジャー |
3位:救急戦隊ゴーゴーファイブ |
これは間違いなく、彼男(かのおとこ)が歌う「ギンガマン」一択でしょう。
OP:救急戦隊ゴーゴーファイブ
歌:石原慎一、cho.EVE
作詞:桑原永江、作曲:渡辺俊幸、編曲:山本健司
放映:1999年2月21日 - 2000年2月6日
歌は平成でありながらも往年のスーパーヒーローソングらしいつくり。それもそのはず特撮アニソン界の巨匠:渡辺宙明氏の御子息による作品であるから納得。この特撮ソングの随所に優秀な宙明のDNAが、継承されていることにニヤリとする昭和特撮世代もいるんじゃないかと思う。ただ残念なことに渡辺俊幸氏の特撮関連作品はこのゴーゴーファイブだけ。
それと歌はともかく、時折り見せるポーズのだささはスーパー戦隊随一。だけどリアルヒーローの身近な活躍はいつ見てもカッコイイ。Save the Earth! Save the life!
【歌いだし】
待ってろよ 生きてろよ 絶対そこにたどり着く