Windowsでもヘルベチカを使いたい
よく見かけるあのフォント「Helvetica」。前はあったのになぜかない。windows10には似ているフォント「Arial」はあるけれど、ちょっと違う。今はウィンドウズでは使えない?と思ったので、詳しく調べてみました。
実は、ヘルベチカに似ているフォントってあるんです。そうなると、どれくらい似ているか気になりますよね。
それではヘルベチカを使用した有名企業ロゴと比較しながら、検証していきたいと思います。アリだと思ったら参考にしてみてください。
Helvetiaの歴史は古く、1957年にスイス人のデザイナーにより考案された書体です。もともとは「Neue Haas Grotesk」と呼ばれていたこのフォントですが、3年後の1960年にHelveticaとして発表されたのを機に出版業界で広まりました。
今ではMACの標準フォントとして使われていることもあり、MACユーザーにはとてもなじみ深い欧文書体となっています。
Windows10でHelveticaを使用するためには、3つの方法があります。
フォントを購入して使用します。DesignPocketなどフォント販売サイトで購入できます。
2つめは、フリーフォントをダウンロードできるサイトの利用です。フォントの多くは著作権がありますので、ダウンロードする前に必ず使用許可範囲を確認するなど適切な対応が必要になります。
※フリーフォントサイトのリンクはこのページにあります。アドレスに変更しました。
冒頭でも触れたヘルベチカによく似ていると言われるフォントでの代替えです。似ているフォントの代表格として、「Arial」、同じDNAを持つ「Neue Haas Grotesk」というフォントの存在。これらのフォントが、どれくらい似ているのかとても気になるところですね。
それでは実際にどれくらい似ているか検証してみたいと思います
まずはじめにhelveticaを使ったブランドロゴを用意し、代替えフォント「Arial」を重ねて照合してみます。青がオリジナルロゴ、白い枠線の文字がArialです。
「C」の端の切り口がArialは斜めにカットされていたり、「R」にいたっては明らかに形が違うなど、ベジェ曲線の修正をする必要があるレベルです。この他にも「G」や「t」などかなり違うものがあり、ちょっと惜しい結果になりました。
次に同じDNAを持つ「Neue Haas Grotesk」です。さすがにヘルベチカの元となったフォントだけあって、かなり似ていることがわかります。Arialで大きく違っていた「R」や「C」もほぼ同じ形をしています。
いかがでしょうか?
ほぼヘルベチカじゃないですか?。いやもうHelveticaでしょう。この聞きなれない書体の「ニューハースグロテスク」ですが、実はwindows10の標準フォントとして予め用意されているので、無料でNeue Haas Groteskをインストールすることができるんです。
1.Windowsボタンをクリックし設定画面(歯車マーク)を開いたら、設定の検索に「おぷしょん」と入力し、オプション機能の追加をクリックします
2.Windowsの設定画面の「設定の検索」にオプションと入力し、オプション機能の追加を選択し、クリックします。
3.「ヨーロッパ各国言語追加フォント」を選択し、インストールをクリックします。
インストールはこれで完了です。6種類のフォントがインストールされ、ウィンドウズでもほぼhelveticaフォントが使えるようになりました。
Neue Haas GroteskではなくHelveticaな人は、フォント雪江に見えるフリーフォントサイト「www.fontyukle.net/search/helvetica FontYukle」をご覧ください。